マスク

店のこと

2020年05月30日

マスク

緊急事態宣言発令から1ヶ月以上が過ぎ、ようやく全国で解除の運びとなりました。まだまだ油断は禁物ですが、ひとまず安堵の思いです。

それにしても、この間、世界中で起こった出来事をいったい誰が予想できたでしょう。巨大企業から小さなお店まで、さまざまな業種での莫大な経済損失。あらゆる面での日々の暮らしの困窮。突然に失われていく多くの命…。

当たり前の風景、当たり前の日常、と思っていたはずのことが、次々に壊れていく。日に日に激変する世の中を目の当たりにしながら、それを自分の中に取り込む処理能力など、持ち合わせているはずもなく。かつての残像と、目の前の現実が、常に二重写しに見えるような毎日でした。

それは世の中だけでなく、私自身の中で起こったことでもありました。

日に日に来客数が減っていくなか、ほそぼそとでも営業を続けると決めた緊急事態宣言発令の時(ブログ 新型コロナウィルスのこと。けれど現実は予想を超える厳しい状況に、時短営業や臨時休業をすることも。

店を始めて8年。これはこういうもの、ここはこうあるべき、と信じてやってきたこと。そうしたものが壊れていくようでした。それは同時に、自分の人生のなかで信じてきたことが壊れていくことでもありました。

自分が拠りどころとしてきたものが、内からも外からも失くなっていく。そんな不安な毎日のなか、暗闇に射し込む一筋の光を見る思いがすることもありました。

飲食店さんがテイクアウトに転換されるや、各方面から差し伸べられたサポート。医療従事者の方へさまざまな形で送られるエール。テレワークやオンライン授業など、新しい働き方や学び方の普及…。

困難の中で知恵を絞り、工夫を凝らし、利害など度外視で助け合っていく。平時は使う必要もなく温存されていたものが、この緊急時に一気に発揮されたよう。人間の持つ底力に驚きながら、必ずやこの難局を乗り切れると確信したものです。

なかでもお見事だったのはマスクではないでしょうか。ドラッグストアの棚から忽然と消えるや、いつ届くとも知れない国からの支給品など当てにすることなく、手作りする人が続出。

さまざま趣向を凝らされた手作りマスクには、日本人が古来から大切にしてきた美徳を見る思いがしました。あるもので代用する始末の心。ちょっとした小物に託すお洒落心…。

正直なところ、マスクは白でしょ! と思っていた私でした。が、バラエティに富んだ手作りマスクの台頭に心揺らぎ始めた頃、アルバイトさんからいただいたのが写真のマスクです。

ポップな柄が可愛らしく、つけてみるや心までウキウキ。マスク生活でメイクもお洒落もしなくなっていたなか、久し振りに心躍る出来事でした。

そもそも、これはこういうもの、ここはこうあるべき、と私が信じてきたものって、一体なんだったんだろう。そんな思い込みが、自分を不自由にしていたのかもしれない…。

今回の新型コロナウィルス騒動、あまりに過酷な出来事ではありますが、こんなことでもなければ起こらなかったであろう変化。それを新たな気づきとして活かしていきたいものです。せっかくこんな辛い思いをしたのですから(泣、笑)。

これから「新たな日常」が始まるのだとか。生活スタイルの変化と共に、新たな価値が生まれ、新たな世界が作り上げられていく。

こうした変化の中で、選ばれる店、商品、サービス、それはどんなものでしょう? 

まずは私自身がこれまでのこだわりを捨て、新たな価値を模索していこう。もっと自由に。もっと柔軟に。

うれしそうに写真に納まるマスク姿の自分を見ながら、そんなことを思うこのごろです。これからの「しののめ寺町」、どうぞ気長に、温かく、見守ってくださいますようお願い申し上げます。

新型コロナウィルスのこと

店のこと

2020年04月28日

新型コロナウィルスのこと

このたびの新型コロナウィルスに伴う騒動。皆様のなかで、ご家族のなかで、罹患されている方はないでしょうか? 罹患されないまでも、それに伴うあれこれで心身の調子を崩しておられる方はないでしょうか?

早くなにか書かなければと思いながら、あまりに衝撃的過ぎて、とても書けずにおりました。が、やはり書かないわけにはいかない。うまく表現することなど到底できませんが、それでも今の思いを書ける限り書いてみようと思います。

新型コロナウィルス、なんて言葉を初めて耳にしたのは一体いつだったか。つい最近のことのはずなのに、もはや思い出すことができません。少なくとも今年のお正月には、こんな事態になることなど誰も想像していなかったはず。2月、3月、4月。この短期間で、世界がこんな激変するなんて…。

驚きとか、恐怖とか、そんな既存の言葉ではとても表し切れない。これまでに味わったことのない未知の感情に、今も途惑ったままでいます。

当初は、他国の惨状を見聞きしながらも、どこか他人事に思っていたというのが正直なところです。その油断が日本をここまでひどい状況に追い込んだこと。悔やんでも悔やみきれない思いは、皆さんも同じなのではないでしょうか?

外出自粛や休校の要請が出されるたびに変貌してく京都の街。世界各国からの観光客で溢れかえっていた名所や繁華街が、人っ子一人いないのではと思うほどの静けさに。

こうした事態を伝えるニュースも、映画の中のワンシーンを見ているような現実離れした感覚でした。それも、来る日も来る日も繰り返し見ているうちに、これが紛れもない現実なのだと認識せざるをえない状況になっていきました。

「しののめ寺町」に来てくださるお客様は、他府県からのご観光の方と地元の方が半々くらいでしょうか。ご旅行の方が来られなくなり、近隣の方も外出を控えられるようになり、日に日に寂しくなっていくのは当然のことです。

飲食店はじめ、まわりのお店が次々に休業していかれる様子を見ながら、うちは開けていていいものやら。いっそ閉めた方が気が楽かも。あれこれ思案の毎日でした。

そしてついに発令された全国への緊急事態宣言。動転してしまい、これは休まなきゃと、4月19日から5月6日まで休業することに決めました。不本意な休業ですが、少し立ち止まってみるのもいい機会かも、という思いも少し。

初日の19日はバタバタと片づけに追われ。翌20日は、溜まりに溜まったコロナ疲れとでもいうのでしょうか、一日眠り続け。そんななか、湧き上がってくる思いがありました。

のんびり屋さんの「しののめ寺町」、そもそも三密に当たることはなく(汗、笑)。換気と衛生に気をつけつつ、お客様との楽しいお喋りはしばし自粛して、ほそぼそとでもいいから開けていきたい!

ということで、たった二日で休業を撤回。21日にはまた店を開けた次第です。なんとも優柔不断なことで、混乱されたお客様には、この場を借りてお詫び申し上げます。

毎日、少しずつ(!)炊いたじゃこ山椒を、発送と店頭販売で振り分け、その日の分が売り切れたら閉店。そんなゆるい感じで営業させていただいています。

まわりを見渡すと、本当に厳しい経済環境のなか、皆さん、文字通り、必死の思いで生きておられます。飲食業の方がテイクアウトに力を入れられたり、助成金や融資に駆けずり回られたり。

一方で、新たな助け合いやネットワークが生まれたり。新しい働き方やシステムが普及していったり。大きな変革が起こっているという現実も。

見えないウィルスの前で、人間の非力さを痛感しながらも、同時に、人間の持つ底力に胸震える思いがしています。

創造の前には、破壊が必要なのでしょうか。この騒動が収束したその先には、新たな価値が生まれ、新しい世界が拓けている。そんな気がしてなりません。それにしては、あまりに、あまりに、犠牲が大き過ぎますが…。

収束した時に、ようがんばった! と自分に声を掛けられるよう、今はただ、私にできることを考えながら進んでいこう。そう思う毎日です。

写真は、数年前のものですが、私が京都で一番好きな円山公園の桜です。ことのほか長く楽しませてくれた今年の桜。自宅近くや通勤途中で眺めるばかりでしたが、なんだか哀れな人間を慰めてくれているようで、美しければ美しいほどに、切ない思いがしました。

来年は晴れやかな思いで眺められますように。そのためには、今しばらく出来る限りの我慢をして、がんばってまいりましょう。医療をはじめ過酷な現場で働いてくださっている方たちに感謝しつつ。

今はこれだけしか書けません。皆様、くれぐれも気をつけてお過ごしください。

8周年記念 山椒きなこポルボルン

店のこと

2020年03月29日

しののめ寺町8周年

先日3月16日で「しののめ寺町」は8周年を迎えることができました。ひとえに皆様のご愛顧、ご支援のたまもの、まことにありがとうございます。

特に記念イベントは考えていなかったのですが、思いがけないことに素敵な企画が生まれました。新商品【山椒きなこポルボルン】の誕生です。もう召し上がっていただいた方はあるでしょうか? 

昨年、ご近所の洋菓子店「シェ・ラ・メール」さんが移転ということで、寺町の店を閉められました。それに伴い「シェ・ラ・メール」さんで作っていただいていた【山椒メレンゲ】がなくなることに。

1周年記念に誕生したこのお菓子。以来、一緒に歩んできた愛着いっぱいの人気商品です。さみしく思っていたところ、以前、うちで働いてくださっていたアルバイトの歩美さんから、こんなお話をいただきました。

ママ友に素敵なパティシエさんがおられ、コラボしてオリジナル菓子を作っていただけそうだけれど、いかがでしょうか? とのご提案です。

さっそくお目にかかってみると、とてもママには見えない可愛らしい女性でした。お名前は、なおさん。伺うと、華麗な経歴をお持ちの実力派なのですが、とっても控えめ。

願ってもない光栄なお話で、こちらの希望は、山椒風味であることとオリジナルであること。それだけを伝え、一も二もなくお願いした次第です。

なおさん、京都に来られてまだ日が浅いようで、店舗は構えず、オーダーメイドで直接、顧客に届けるというスタイルをとっておられます。ブランド名は【Mi Merienda】(ミ メリエンダ)。「わたしのおやつ ぼくらのおやつ」という意味だそうです。なんて可愛らしい名前でしょう。

心尽くしの美味しいお菓子が、お洒落なラッピングで自宅に届く! 顧客の方たちがインスタに上げておられるのを拝見すると、感動がひしひしと伝わってきます。

ご紹介くださったアルバイトの歩美さんも、食やデザインに造詣の深い方。うちで働いてくださっている頃から、その知識とセンスにいつも感心させられていました。うちのことも、なおさんのこともよくご存じの歩美さんには、全般のプロデュースをお願いするということで企画スタート!

実は初めてお目にかかった時に、手土産としてご持参くださったのが【ポルボルン】でした。口の中でほろほろと溶ける柔らかなクッキー。溶けるまでに心の中で「ポルボルン、ポルボルン、ポルボルン」と3回唱えられると幸せになるという言い伝えのある、スペインの伝統菓子なのだとか。

その時、教えられるままに、私も試みてみました。きっと誰でもちゃんと唱えられるようにできているのでしょう(笑)。そうとわかっていても、うまくいくとやっぱりうれしい、幸せのお菓子です。

スペイン在住経験があり、その時に食べた美味しさを日本でも伝えたいと思っておられたとのこと。今回、スペインと日本の融合、なんていうと大袈裟ですが、ポルボルンを日本茶にも合う和風に仕上げていただくことに。

ラッピングの帯やシールはパソコンもお得意な歩美さん担当。あと諸々、相談を重ね、そうして完成したのが【山椒きなこポルボルン】。なにからなにまで手作り、心尽くしの8周年記念商品の誕生です。

8周年を迎える少し前から販売を開始し、当日の3月16日からは1枚ではありますが、限定100個をお客様にプレゼントすることに。それに合わせたパッケージも、これまた歩美さんがデザイン、制作してくださいました。それが上記の写真です。素敵でしょう ? !

焼きあがった【山椒きなこポルボルン】を、なおさんと歩美さんとで、ひとつひとつ詰めては封をしていってくださったとのこと。そのお手間や、考えるだけで気が遠くなるのですが、「楽しかったぁ」と仰ってくださり、恐縮するばかりでした。

3月16日初日、ご来店のお客様に、ポルボルンのいわれなどをお話ししながら、一個一個手渡しさせていただきました。説明する私も、お聞きになるお客様も、思わずにっこりしてしまうひととき。

あぁ、これがそのまま私のメッセージ…。

8年経ってもなお、まだまだ未熟な店ですが、こんな素敵なご縁のもと、こんな素敵な新商品が生まれたこと。それがとりもなおさず、この8年間の成果を物語ってくれているんじゃないか。そんなことを思わせてくれた【山椒きなこポルボルン】。

うちに来てくれて、ありがとう。

なおさん、歩美さんには感謝の思いでいっぱいです。

数字の「7」の次に「8」が来るのは当たり前ですが、「7周年」の次に必ず「8周年」が来るとは限りません。今年は例年にも増して、そんなことを痛感する周年記念でした。

先の見えない状況が続いております。「9周年」を迎えることは、さらに厳しいことが予想されます。

自分の中の確かなものだけは見失うことなく、今できることを大切に進んでまいりたいと思います。今後とも変わらぬご愛顧とご支援を、よろしくお願い申し上げます。

ゴッホ展

アートなこと

2020年03月14日

ゴッホ展

2月の終わりに、神戸の友人と兵庫県立美術館で開催中のゴッホ展に出かけてきました。

かなり以前に京都の美術館で観た時は、日本の浮世絵から受けた影響に焦点が当てられていて、とても興味深い企画だったことを覚えています。

今回は、初期から死の直前までを、そのときどきに影響を受けた巨匠たちの作品と共に鑑賞できるという展示方法。その間の心情を綴った弟への手紙も添えられていて、まるでゴッホの心の中をのぞき見ながら、画風が確立されていく過程を辿るよう。

ゴッホはいかにしてゴッホになったのか…、という今回のテーマそのままに、これもまた興味深い企画でした。

初期の作品は、ミレーを模倣したものや、農民たちの質素な生活を描いた素描など、静謐な雰囲気漂うものでした。地道で謙虚な創作姿勢がうかがえ、これが、あのゴッホ?と、意外な一面を見る思いでした。

のちの強烈な個性の発露も、こうした確かな基礎があればこそだったのだと、基礎の大切さを改めて痛感した次第です。

その後も、常にまわりの画家たちを観察し、尽きない探求心と実践の繰り返し。各コーナーを巡るごとに、ゴッホがゴッホとなっていく気配が感じられ、高まる期待の最後に待っていたのは…。

黄色の穂が一面に波打つ麦畑。たわわに実るオリーブの木。こぼれんばかりの薔薇の花…。あぁ、これぞゴッホ! という絵が並び、期待を超える感動でした。

なかでも一枚の絵に、息を呑んでしまいました。糸杉です。

大地や、草、木から立ち昇る生命力を、そのまま絵筆に乗せて叩きつけたような激しい筆致。絵が放つエネルギーに気圧されそうになりながら、私は懸命に対峙していました。

なんでもないと言えば、なんでもない風景。それがゴッホの目にはこんな風に映っているんだ。その研ぎ澄まされた感性に驚くばかりです。

ふつうの精神状態では、とてもこんな絵は描けない…。そう思いました。

精神に変調をきたし、猟奇的とさえ思える波乱万丈な人生でしたが、満足のいく絵を描き上げられる喜びと引き換えに、そんな自分をも受け容れているような諦観した境地を、ゴッホ自身が語っています。

塗り重ねられた絵の具の一筆一筆にこもる思いの激しさ、ひたむきさに胸震え、泣きそうになってしまいました。

美術界に強烈な存在感を残したゴッホですが、37年という短い人生の中で、創作に費やした年数はわずかに10年だったとか。濃密な人生は、痛々しくも、お見事としか言いようがありません。

ゴッホが命がけで確立した唯一無二の画風。それを目の当たりにし、ゴッホには遠く、遠く、及ばないけれど、私は私の唯一無二の絵を描く人生でありたい。そう強く願った展覧会でした。

このところのコロナウィルスの影響で休館を余儀なくされていましたが、3月17日から3月29日まで無休で開館されるとのこと。美術館の皆さんの熱意とご尽力に敬意を表したいと思います。

一日も早く騒動が収束し、日常はもとより、芸術や芸能を心置きなく楽しめる日が来ることを願ってやみません。ご興味ある方は、体調や衛生管理にお気を付けのうえお出かけください。

注)このところの状況により再び休館となっているようです。随時、ホームページをご確認ください。

しののめ寺町 ホームページリニューアル

店のこと

2020年02月22日

気づいていただいているでしょうか? 「しののめ寺町」のホームページをリニューアルしました。

実はこれまでのは自作サイトで手作りしてきたものです。慣れないことゆえ大変ではありましたが、もの作りが好きな私には楽しい作業で、結構気に入っていました。ブログIT関係のひとびと)(ブログ鏡よ 鏡…

が、ホームページの目的はあくまでも、広く、わかりやすく、便利に、活用していただくことです。ITの世界はとにかく複雑で難解。あれこれ試行錯誤し、がんばってきましたが、素人の力の限界を痛感。

Googleアナリティクスに降参!

わかる方にはわかっていただけるでしょうか? って、私もよくわかっていませんが(笑)。

ともあれ、ついに白旗を挙げた次第。「しののめ寺町」のさらなる発展を願い、思い切ってプロの方に制作を依頼することにしました。お願いしたのは以前からよく存じ上げているメディアクリエイツさん。代表もスタッフも女性の会社です。

お客様に私たちの「店」と「商品」をご理解いただき、ご来店に導く。あるいはオンラインショップに導く。広く、わかりやすく、便利に…。そのためにはどうしたらいいか。話し合いを重ね、進めてまいりました。

見た目はもとより様々な内部の構築は、さすがプロ! こうした部分が、素人の私ではできないことでした。女性ならではのきめ細かな視点も加わり、あたたかみのある「しののめ寺町」らしいホームぺージが出来上がりました。

思えば開店前。ホームページの制作はどうしたらいいものかと思案していた時に、IT関係の知人から勧められたのが自作することでした。便利なサイトがあると教えてもらい、kyoto-jako.jpという立派なドメインを決めてもらい、恐る恐る始めたのが8年前です。

デジカメで写真を撮り、サイトで準備されたひな型に画像や文章をはめこみ。ああでもない、こうでもないと四苦八苦。まるで子供が真っ白な画用紙に絵を描いていくようなスタートでした。

少しずつコツをつかみながらも、さらによくするにはどうしたらいいかと模索しつつ…。これまでに膨大な時間をホームページと向き合ってきました。それはまさに「しののめ寺町」と向き合う時間。ひいては自分自身と向き合う時間でした。

特にこのブログ「にわか女将の走り書き」では、その時々の思いを正直に書いてきました。一つ書き上げるたびに、自分の思いがまた一つ吹き込まれ…。

ホームページの更新をするたびに、自分自身も更新されていくような。自分自身を更新するたびに、ホームページも更新されていくような。もはやホームぺージは私そのものだったかもしれません。

はじめからプロに頼んでいれば、もっと楽だったでしょう。けれどホームページと懸命に向き合ってきた過程は、私にかけがえのないものを与えてくれたと思っています。

いよいよプロにお願いする段になっても、自分で作ってきた経験があるからこそ、足りない部分、強化したい部分。残したい部分。そうした部分を明白にお伝えすることができたように思います。

新ホームページの完成を楽しみにしながら、一方で、拙くも愛着ある自作ホームページと別れるのは、まるで分身と切り離されるような寂しさでした。けれど最後は、やるだけやり切った感でサヨナラすることができました。

旧ホームページ、ありがとう! 新ホームページ、よろしく! 今はその思いでいっぱいです。

今回の一番の変化はオンラインショップを充実させたことです。遠方のお客様。このところの夏の猛暑で外出を控えられるお客様。体調がすぐれず足が遠のいて、と仰るお客様。まだ「しののめ寺町」をご存じいただいていない未知のお客様…。

オンラインショップでのみ、クレジット決済できるよう手続き中です。ぜひ活用していただけたらと願っております。

これからもメディアクリエイツさんにサポートをお願いしながら、常に新しい情報を発信し、愛着あるホームページに育てていきたいと思っております。どうぞ、時々覗きに来ていただき、ご意見などお聞かせくださるとうれしいです。

新しいホームページ、何卒よろしくお願い申し上げます!

しののめ寺町 公式オンラインショップ

ONLINE SHOP

お得な平袋から数量限定の季節商品、箱入り贈答用まで 取り扱い

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