雨降って、地固まる
店のこと
2012年03月02日
35年前、現在94歳になる母が「しののめ」を創業した時、夫は大学生でテニス三昧の日々。その後、家業に加わるも、創業時のノウハウは知りません。
母の記憶を頼るも、時代は様変わり、右往左往することばかりです。
そんな中、なにより心強かったのは、創業時からお付き合いのある仕入先の方々からのアドバイスでした。
開店間近の大安の今日、そんな仕入先の皆さんに、改めて開店の報告とお礼に回ってきました。
あいにくの雨でしたが、
雨降って、地固まる
決して平坦ではなかった独立までの経緯を、今日の雨が洗い流し、地固めをしてくれたようにも思います。
古来より、人はいいにつけ、悪いにつけ、ことわざに思いをのせて、しのいできたのかもしれません。
このところ、しきりに思い浮かぶことわざといえば…、
捨てる神あれば、拾う神あり
渡る世間に鬼はなし
です。
まぁるく、まぁるく
店のこと
2012年03月01日
雨の日に店先に置く陶器の傘立てを探していたところ、夷川通りによさそうなものが並ぶ陶器店を発見。
どれがいいかと悩んでいると、店番のおばあちゃま曰く、「いくつか持って行って、置いてしっくりいくものに決めたらええ」
私たちのことを微塵も疑う様子はありません。
お言葉に甘えて、第一候補の角型のものと、第二候補の丸型のものをお借りし、店先に置いてみました。
しっくりいったのは、以外にも第二候補の丸型のもの。
もちろん、陶器店に戻って、ちゃんとお勘定しました。
おばあちゃま、私たちが改めて傘立てを車に積み出発するまで、にこにこ顔で見送ってくれました。
開店準備の忙しさから、イライラしがちなこのごろ、丸い傘立てを見ていると、おばあちゃまが笑顔で「まぁるく、まぁるく」と言っているような気がします。
雨の日のご来店は大変でしょうが、ちょっと、この傘立てに目をやってみて下さい。
看板上がる
店のこと
2012年02月29日
改装工事も大詰め、今日、いよいよ看板が上がりました。
看板を上げる…、なんて、なにかの例えで使う言葉と思っていました。
夜来の雨もやみ、少し寒さも和らいだ日和のなか、看板が上げられていく作業を眺めるのは感慨深いものがありました。
看板に恥じない店にしていきたい、でも気負わずに、そんな思いを新たにした一日でした。
今日の写真は3枚連作でご覧下さい。
ちなみに作業を見上げる二人のうしろ姿は、 店主とインテリアコーディネーターさんです。
罰が空から降ってくる?
店のこと
2012年02月26日
私、自宅近くの精神科医院で受付のパートをしています。
といっても、資格なし、キャリアなしで、なにをやってもドンくさいことこの上ありません。
今回、開店を機に退職することとなり、送別会を開いていただきました。
あたたかいメッセージとお花、「お店に置いて下さい」と素敵な記念品まで…。
もったいなくて、罰が当たるのではと、空を仰いだりしています。
いつ当たるかわからない罰にビクビクしているのも疲れ、今はいただけるだけのご恩をいただいておこうと、開き直ることに決めました。
いつか恩返しができますように。
弘法さんの掘り出し物
店のこと
2012年02月21日
毎月21日は京都の東寺で市が開かれ、「弘法さん」と呼ばれ、親しまれています。
今日は少し寒さも和らぎ、店に置ける掘り出し物はないかと、出かけていきました。
本業の準備より、内装やデザイン関係の準備の方が楽しい私です。
ちょっと変り種が好きで、謎の骨董品なんかを見ているとワクワクします。
そんななか、見つけました。
値打ちがあるのか、ないのか、さっぱりわかりませんが、
「これや」っていうものを…。
店に馴染むか、馴染まないか、まだ不明です。
ご来店の際は、探してみて下さい。