ひとり立ち宣言

店のこと

2012年03月24日

巣立ちの季節、晴れ着の親子連れや学生さんの姿をよく見かけます。

私たちもこの春、起業という大きな節目を経験し、開店して9日が過ぎました。

打ち合わせやあれこれ、連日、奔走してきましたが、今は店に詰める毎日です。多くの職人さんや業者さんが出入りされていた店の奥の作業場も、気づけば私たち家族だけ。

開店日に向けて走り続けてきたので、今、ちょっと、祭りのあとのような虚脱感も…。

多くの方に引っぱっていただきながら、ここまで辿りつけましたが、これからは、なんでも私たちで決めていかなければなりません。

暖簾分けという立場、引き継ぐべき部分と、変えていくべき部分を見極めながら、自分の頭で考え、自分の心で感じ、自分の体力の許す範囲で、私たちらしい店作りを模索していきたいと思います。

巣立ったばかりのヒナです。あたたかく見守ってくださることを切にお願いします。

観音様のお導き

店のこと

2012年03月21日

私は店まで毎朝、地下鉄で通っています。

烏丸線の丸太町駅で降り、竹屋町通りを東に向かって歩きます。

京都は碁盤の目になっているとはいえ、ところどころ行き止まったり、蛇行したりしています。竹屋町通りも寺町通りでいったん行き止まり、その先には西国三十三ヶ所巡りの19番札所、通称「こうどうさん」があります。

右に御所南小学校、左に裁判所の桜並木の通りにさしかかる頃には、真正面にこうどうさんの門が見えてきます。

顔を上げて歩いていると、まるで本堂に吸い込まれていくような不思議な錯覚に陥ります。寺町通りの角まで来ると、観音と書かれた大きな赤い提灯がのぞきます。

私、実は観音様の大ファンなんです。それも、山里のひなびたお寺にひっそりと佇んでいらっしゃる観音様が大好きです。

滋賀の湖北、木ノ本あたりには、こうした観音様が多くいらっしゃり、よく通いました。京都駅から新快速で90分、木ノ本の駅に降り立つと、「観音様のお導き」と書かれたポスターが迎えてくれます。

寺町なんて素敵な街に店を構えられるとは思ってもいませんでした。もしや、木ノ本の観音様たちが、こうどうさんの観音様に引き合わせてくださったのかも、なんて思っています。

起業を決めてから開店まで、本当に短い準備期間でした。忙しさのあまり、家族皆、決して体調はよくありません。

観音様にもう一つお願いが…。

どうか、家族皆が健康でいられますように。

さよなら、寝台特急 日本海

店のこと

2012年03月18日

このところ、テレビや新聞に目を通す時間もなく過ごしていました。

夕べ、たまたまテレビをつけると、寝台特急日本海のラストランに多くの人が詰め掛けたとのニュースが。大阪から青森を15時間かけて走る夜行電車です。

3年前、この電車に乗ってひとり旅をしました。目的は弘前で「森のイスキア」という宿泊施設を主宰する佐藤初女さんに会うことでした。

その話はまたの機会にするとして…。

ひとり旅大好きな私も、初めての寝台車に少し緊張して乗り込こみましたが、お隣は素敵な老紳士でした。やはりひとり旅が好きな方で、これまで行った旅先での楽しいエピソードをたくさん話してくださいました。

このままずっと電車に揺られながら、話を聞いていたいなと思うほど楽しい時間でした。

できるなら、もう一度会いたいなと、今でも思い出します。

栃木の方ですが、旅好きなら、京都に来られることもあるかも。

うちの店をひょっこり訪ねてくださらないかな、なんて奇跡を夢見ています。

本日、開店

店のこと

2012年03月16日

お蔭様をもちまして、本日、無事、開店することができました。

たくさんのご支援、祝福を寄せていただいた皆様、本当にありがとうございました。

慌ただしさに紛れ、不義理をしてしまっている方もたくさんあります。

申し訳ありません。

この場をお借りし、万感の感謝を!





明日、開店!

店のこと

2012年03月15日

去年の11月28日に夫は退職。

以来、物件探しから、改装、開店準備と、いいご縁に恵まれ、とんとん拍子で進んできました。それにひきかえ、自分たちの中身が伴わないことの不安がいつもつきまとっていました。

まわりの方たちの支援に応えられるよう、精一杯やってきました。

ここ数日は、行きつけのドラッグストア一押しのドリンク剤を飲んで頑張っています。

それでもまだまだ行き届かないところばかりです。

そうはいっても、もう幕が開くぅ、どうかご容赦を!

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