店のこと
2014年06月26日
プロ意識
「意識」ということについて考えるこのごろです。
店を始めて以来、事業をされている方にお会いする機会が増えました。中小企業の社長さん、一人で活動している方、世代、性別、業種などさまざま。こんなにも多様な働き方があるのかと驚くばかりです。
規模にかかわらず、自分で事業を興し、継続していくことは容易なことではありません。絶えず学び、チャレンジし、また学び…。公私にわたり常に高い意識を持って生きておられる様子が、お話の端々、あるいは立ち姿から伺えます。
これぞ、プロ意識。
開店を機に急きょ家業に携わることになった私は、商売は全く素人からのスタートでした。「ほぼ専業主婦」から自称「にわか女将」へ。どちらかといえば裏方仕事が性に合うタイプだったのが、必要に迫られ表舞台に出るようになった次第です。(ブログポテトなじかん)
開店後、初めて参加した異業種交流会でのことを今でもよく思い出します。サンプル用に配るじゃこ山椒を抱え、決死の思いで出かけて行きました(笑)。慣れない会場の雰囲気にかなり緊張していたのを憶えています。
全員の自己紹介後、自社のイベントや新商品などを紹介できるPRタイムが設けられており、ここで「はい!」と手を挙げるはずでした。が…、挙げられませんでした。側にいた方が察して「PRするんやろ? はよ、行かな」と促してくださり、ようやく立ち上がった始末。広報担当がなんという体たらく、恥ずかしい限りです。
思えば私の頼りなさを見かねた方たちが、うしろから背中を押し、前から手を引いて、ここまで導いて来て下さったように思います。
今月から中小企業家同友会に入会し(ブログ中小企業家同友会)ますます多くの事業主の方にお会いする機会に恵まれています。なんて意識の高い方たちがいらっしゃるのかと驚くと同時に、自分はまだまだ意識が低いなぁと反省させられることばかり。今、ちょっと軽いショック状態です。(笑)
「ほぼ専業主婦」から「にわか女将」へというのは、軽い洒落のつもりの肩書き(?)ですが、正直のところ体のいい言い訳に使っている面も否めません。だから大目に見て、みたいな…。開店から2年3カ月、そんな甘えもそろそろ通用しない時期です。
プロ意識を持たなければ。
しきりにそんな声が聞こえてきます。声の主は私自身のもよう。
意識の高い方に混じると、自ずと高みに引き上げられていくことを体現したような。身の引き締まる思いの近ごろの私であります。
ちなみに愛着ある「にわか女将」の肩書はこのままで。よろしくお願いします。