店のこと
2013年03月15日
一周年
明日、開店一周年を迎えます。写真はちょうど一年前の今日、2012年3月15日のブログに載せた写真です。毎日愛飲(?)していた強力ドリンク剤の空き瓶を撮っています。
とにかく開店ありきで設定された開店日、あまりに短い準備期間のなか、心身ともに極限まで疲れていました。店は開いたは死んでもた…、なんてことになるのではと不安に思いながら、一方で、たとえ死んでも店は開けねばと強迫観念に駆られ…。思考はもう錯乱状態、開店前日のブログを読むと、もう泣きが入って、悲鳴が聞こえそうです。
そうはいっても、この写真、瓶の並び具合といい、色調といい、なんかいい感じではないでしょうか。追い込まれている割には「あそび」があって、今見ると笑ってしまいます。
ともあれ、死んでまうことなく生き永らえ、健康で今日の日を迎えることができたのは、神様のご加護でしょうか。至らないことばかりだった店も、多くの方のご支援のお蔭で、少しずつではありますが、店らしくなってきたように思います。
一周年というと、皆さん、「もう一年? 早いねぇ」と仰います。私にはとても長い一年でした。目まぐるしい変化と、あまりにたくさんのことがある毎日、思い返すのも追いつかないくらいです。
歳をとると、よく昔話をするようになるといいます。同じ話を何度もするとか。私がおばあさんになるまで生きていたとしたら、この一年のことを繰り返し思い出すのではないでしょうか。幸い、思い出しても思い出しても飽きないくらい、たくさんのエピソードがあります。しかも大変だったはずの出来事も、この写真と同じく、なんか笑ってしまう出来事にすり替わっています。思い返すのはおばあさんになってからの楽しみに取っておき、今しばらくは先に向かって邁進することにしましょう。
ゼロからのスタートも、一年という礎が出来ました。おばあさんになったときに思い出すのが楽しくって仕方がないような、そんな毎日をこれからも積み重ねていきたいと思います。
皆様、今後ともよろしくお願いします。