店のこと
2012年05月05日
食卓の記憶
今日は子供の日。
地下鉄を降りて店に向かう途中に、京都市の子育て支援総合施設「こどもみらい館」があります。いいネーミングだなと、いつも思うのですが、今、大きな鯉のぼりが掲げられ、ますますいい感じです。
じゃこ山椒って、子供さんは苦手かと思いきや、意外にも好評です。
「もっと、ちょうだーい」
と、ベビーカーから試食用のじゃこ山椒をリクエストするお子さんも。
「子供たちが大好きで」
と、たびたび買いに来てくださる若いお母さんもいらっしゃり、賑やかな食卓が目に浮かぶようです。
私は子供の頃、食が細く、好き嫌いも多くて、自宅でも学校の給食でもいつも居残り組でした。そんな記憶は、今もトラウマとなって残っています。
彼ら、彼女らの幼い日の楽しい食卓の記憶に、うちのじゃこ山椒がわずかでも花を添えることができたなら、こんなうれしいことはありません。
私がおばあさんになり、
彼ら、彼女らが大きくなって、
「わたしゃ、あんたたちが、こんなちっちゃい頃から知っているんだよ」
(突然、ちびまるこちゃんのおばあちゃんの口調になる)
なんて言っている光景を妄想して、一人、ほくそえんでいます。